「エアコンが結露して水滴が落ちてくる」「結露対策をしたいけど方法がわからない」

上記のような悩みをお持ちの方はいませんか？

エアコンなどの空調配管に発生した結露を放置していると、快適に過ごせないだけでなく、建物のほかの箇所が損傷してしまう可能性もあります。

しかし、どのように対処したらいいのかわからず、悩んでいる方も少なくありません。

今回は、空調配管が結露する理由と、その対処法を紹介します。

この記事を読めば、空調配管が結露する詳細な理由や対処法が理解できるため、ぜひ参考にしてみてください。

 

空調配管が結露する理由3選

空調配管が結露している場合には、以下の3つの理由が考えられます。

・冷媒管の断熱不良

・断熱材の潰れ

・ドレンホースの断熱不良

主に空調配管の断熱がうまくできてないことが要因ですが、エアコン内部は複数の部品から構成されているため、結露する理由もさまざまです。

ここでは、空調配管が結露する理由について詳しく解説していきます。

 

冷媒管の断熱不良

冷媒管の断熱不良が起きている場合、冷媒管に結露が発生してしまいます。

冷媒管は、冷房を稼働させたときに冷媒ガスが流れ、配管が冷やされる仕組みです。

冷媒管の断熱処理が不十分な状態だと、冷媒管の冷たさが外部の空気に伝わるため、結露の要因となります。

一般的には、空調配管に断熱材を覆いながらテープを巻きつけますが、断熱処理がうまくできていなければ断熱機能が低下します。

 

断熱材の潰れ

断熱材が潰れていると、その部分が結露してしまいます。

冷媒管を覆っている断熱材は、テープなどで固定されているため、締め付けが強すぎると断熱材が潰れて断熱機能の低下につながります。

断熱機能が低下することで、冷媒管の温度が外部の空気と遮断されず、結露が発生してしまうでしょう。

 

ドレンホースの断熱不良

ドレンホースが断熱されていない場合、結露が発生します。

ドレンホースはエアコンに溜まった水を屋外へ排水するための部品です。

一般的にドレンホースは断熱されていないことが多く、ドレンホースが屋外に出ている場合は結露しても問題ありません。

しかし、ドレンホースで接続されている場合は、ホース内部に冷たい水が流れます。

そのため、結露が発生して水滴が室内に落ちてしまうでしょう。

 

空調配管が結露したときの対処法

空調配管が結露した場合の対処法は、以下の2つです。

・断熱材の取り替え

・断熱タイプのドレンホースへの交換

結露が起きたときは、上記の方法で結露の要因を取り除きましょう。

詳細について解説していきますが、自分で対処するには難しい内容であるため、修理業者に依頼するのがおすすめです。

 

断熱材の取り替え

空調配管に結露が発生した原因が、断熱材の劣化や潰れの場合、断熱材の取り替えが必要です。

断熱材そのものが機能しなくなっている状況であるため、取り替えることによって結露の発生が解消されるでしょう。

断熱材はホームセンターなどで販売されており、容易に入手できます。

しかし、交換作業を誤ったやり方で行うと、断熱材が正常に機能せずに結露が再発する可能性があるため注意が必要です。

 

断熱タイプのドレンホースへの交換

ドレンホースが原因で結露が発生している場合、断熱タイプのドレンホースに交換する必要があります。

エアコン内の水を排水するドレンホースは、一般的に断熱機能がないタイプが多いです。

室内にドレンホースが接続されて結露がひどい場合は、断熱タイプへの交換を検討してみましょう。

断熱タイプのドレンホースにすることで、冷えた排水の温度が外部の空気に伝わりにくくなり、結露の解消になります。

ただし、室内のドレンホースの交換や、タイプの違うドレンホースへの交換は難しいため、修理業者に相談したほうが良いでしょう。

 

エアコン修理業者へ早めに問い合わせよう

空調配管の結露が起きた場合は、エアコン修理業者に早めに問い合わせましょう。

結露の対処は自分で行うことが難しいため、修理業者への相談が必要です。

また、時期によっては予約が混み合ったり、放置すると建物のほかの箇所が損傷したりする可能性もあるため、早めの対処が必要になります。

 

夏場は予約が混み合う

夏場は多くの世帯がエアコンを利用します。

それに伴ってエアコンの修理やメンテナンスなどの需要が高まるため、修理業者への問い合わせが増えて予約が混み合います。

混み合う時期は予約が取れない可能性があるだけでなく、修理のための部品が不足し、予定より作業が遅れてしまう可能性もあるでしょう。

これらのことからも、結露に気づいたら早めに修理業者に問い合わせることが大切です。

 

対応が遅れると余分な修繕が必要になる可能性がある

空調配管の結露を放置しておくと、水滴が落ちてきます。

すると、壁が損傷したりカビが発生したりするなど、快適に過ごせなくなってしまいます。

また、損傷の度合いがひどい場合は、余分に修繕費用がかかる可能性もあります。

快適に過ごすためにも、余分な費用を発生させないためにも、早急な対処が必要です。

水分を拭き取るなどして一時的に対処できますが、根本的な原因の結露を予防しないことには、問題は解決されないでしょう。

 

まとめ

空調配管の結露は、適切なメンテナンスと早期の対処によって改善できます。

結露の理由はさまざまなことが考えられるため、要因により対処方法も異なります。

ただし、原因の特定や対処に関しては、自分で行うのは難しい場合がほとんどです。

無理に自分で行うと時間がかかるだけでなく、適切な対処ができない可能性もあるため、エアコン修理業者への相談を検討してみてください。

早めの対処によって快適な環境で過ごすことができ、結露によるほかの箇所への損傷も防げるでしょう。