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ー電気の配管工事がどのようなものであるかわかりやすく解説ー
2023.11.03
電気の配管工事は
電気にも配管工事が必要であることを知っていますか?
電線には、さまざまな種類があります。種類によって特徴が異なりますが、どのような種類であっても、配管工事が必要です。
また、電気の配管工事は、配線を設置する場所に合わせた配管を選ばなければなりません。
しかし、電気の配管工事がどのようなものであるか、広く一般には知られていないことも多いです。
そこで今回は、電気の配管工事について、わかりやすく解説します。
配管は電気にも必要
配管工事というと、ガスや水道の配管工事をイメージする人が多いのではないでしょうか?また空調配管などの配管工事もあります。
配管工事にはさまざまな種類があり、目的や用途に応じて、それぞれ重要な役割を果たしているのです。現代のライフラインを支えるものには、配管工事が必須と言っても過言ではないでしょう。
電気の配管工事は、電気や通信を支える経路を作ったり、保護したりする作業です。一般的な住宅だけではなく、大型施設や公共施設など、人々が暮らすほとんどの場所で必要な工事が電気の配管工事なのです。
必要不可欠なもの
電気の配管工事の最も大きな目的は、電気の経路を確保し、保護することです。電気の経路を一度確保すれば、あとは比較的簡単な作業で電気の経路を追加できるのです。
また電気の配管工事は、単に電気や通信の経路を作ったり、保護したりする以外にも、電気が通る電線を隠して、外観の印象を良くする役割があります。
電気の配管工事に使用される配管は、鋼製電線と合成樹脂製電線に大きく分けられます。配管工事を行う場所や設置するものによって、適した材質を選ばなければなりません。
鋼製電線と合成樹脂製電線にもさまざまな種類がありますが、いずれの場合も、適した材質を選ばなければならないことは変わりません。
加えて、電気の配管工事には、外観の印象を良くする役割があるため、どのような場所に施工するかによって電線の種類を選ぶ必要があります。ほかにも、施工する場所によって、耐久性などの機能を考慮して電線を選ぶようにしましょう。
金属製のもの
金属製の電線が鋼製電線です。
比較的柔らかい素材ではあるものの、自由自在の形状にできるわけではありません。適切な道具を使用すれば、設置場所に応じて曲げられるものの、あらかじめ設置場所に合わせた電線を選ぶことが必要です。
鋼製電線は、金属に厚みがある厚鋼電線と、薄い金属でできている薄鋼電線、ねじ切りがなくさらに薄い金属でできているねじなし電線があります。いずれも、重量があるため、運ぶのには労力を必要としますが、耐久性に優れているという特徴があります。そのため、屋外や工場などの電気の配管工事でよく使用されています。
厚鋼電線は、金属に厚みがあるため、屋外など強度を必要とする場所に設置するときに適しています。薄鋼電線は、室内に設置されることが多くC管と呼ばれています。ねじなし電線は、薄鋼電線よりさらに薄い金属でできており、ねじ切りがないことが特徴です。E管とも呼ばれており、電線を増やしても入れやすいという特徴があります。
樹脂や塩化ビニール製のもの
合成樹脂や塩化ビニールでできた電線が、合成樹脂製電線です。
硬い材質である塩化ビニールは、EV管と呼ばれることもあります。EV管は、バーナーなどの道具を使って、自在に曲げられます。また、合成樹脂製電線は強度があるため、さまざまな場所に設置できます。ただし、鋼製電線に比べると強度が劣るため、配管工事を行う場所に合わせた電線を選ぶようにしましょう。
合成樹脂が使われた電線には、合成樹脂製可とう電線という種類もあります。合成樹脂製可とう電線には、PF管とCD管と呼ばれるものがあります。PF管はグレー、CD管はオレンジです。PF管とCD管は、色の異なりがあるだけではなく、性質も異なります。
PF管は火を当てると燃えますが、火を遠ざけると消火します。一方で、CD管は火を当てると燃えるだけではなく、一度着火すると燃え続けるという特徴があります。
ほかにもPF管とCD管は、柔らかい性質であるため、曲げやすいという特徴があります。また、CD管は、コンクリートなど、見えない場所の電気の配管工事に使用されることが多いです。
適したものが必要
電気の配管工事に使用される電線は、合成樹脂被覆鋼管や波付硬質合成樹脂管などの種類もあります。合成樹脂被覆鋼管は、ケーブルを保護するために使われることが多いです。
どのような電線を使うときにも、電気の配管工事に使う電線は、設置する場所に合わせた種類を選ばなければなりません。
電線の特徴や材質に加えて、配管工事がどのように行われるかを把握して、適切な電線を選ぶようにしましょう。
また電線を選ぶときには、適したサイズを選ぶことも大切です。電線のサイズを誤って選んでしまうと、必要な電線を納められず、電線を追加しなければなりません。電線を追加すると、作業工程や費用も異なってしまいます。
ほかにも、規模の大きい電気の配管工事では、さまざまな種類の電気の配管工事を1箇所で行います。それぞれに適した電線を選ばなければ、電気の配管工事そのものを進められなくなるのです。
図面をもとに
電気の配管工事には、適した電線を選ぶ必要があります。
適した電線を選ぶときに、必要になるものが図面です。
あらかじめ施工主が配管のサイズなどを指定することもありますが、依頼された業者が電気の配管工事に必要な電線を選ぶことも少なくありません。そのようなときは、建物の内容や、使用される設備がどのようなものであるかを把握すると、必要な電線を選びやすくなります。
まとめ
配管工事は、ガスや水道、空調に限らず、ライフラインを支える電気にも必要なものです。
ほかの配管工事もそうであるように、電気の配管工事も、建設される建物や設置される設備に応じた電線を選ばなければなりません。また電気の配管工事には外観の印象を良くする役割もあるため、どのような場所に設置されるかをしっかり把握する必要があります。
電気の配管工事には、適した電線を選ぶだけではなく、技術と知識が必要であることは言うまでもありません。専門の業者に、安全で快適な電気の配管工事を依頼するようにしましょう。
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