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ー空調配管の交換はなぜ必要?タイミングと注意点をわかりやすく解説ー
2025.07.11
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空調配管の交換が必要な理由とは\
空調設備の中でも、普段は目に触れることの少ない「空調配管」。しかしこの配管は、冷媒や冷温水、空気などを移動させるための重要な通路であり、その状態が空調システム全体の性能や寿命に大きく影響します。特に長期間使用された配管は、劣化や腐食などによって性能が低下するため、適切なタイミングでの交換が求められます。
ここでは、空調配管の交換が必要な理由や交換のタイミング、実際の工事の流れなどをわかりやすく解説していきます。
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配管の劣化によるトラブル\
空調配管は、建物内部や天井裏、屋外などに敷設されており、日常的には目視で状態を確認しにくい部分です。そのため、劣化に気づきにくく、以下のようなトラブルが発生して初めて問題が明るみに出ることも少なくありません。
* 冷暖房の効きが悪くなる
* 室外機から異音や異常振動がする
* 配管からの冷媒漏れが発生する
* 保温材が劣化して結露が発生する
これらは、配管の劣化や不具合が原因であるケースが多く、放置すればエアコンの故障やエネルギー効率の低下、さらには建物内部の腐食につながる可能性もあります。
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冷媒ガス漏れのリスク\
特に注意が必要なのが、冷媒ガスの漏れです。冷媒は高圧で配管内を循環しているため、わずかな亀裂でも漏れが生じると空調機器の性能が著しく低下します。また、漏れた冷媒が大気中に放出されると環境にも悪影響を及ぼすため、早期の対応が重要です。
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空調配管の交換タイミングと判断基準\
では、どのようなタイミングで空調配管の交換を検討すべきなのでしょうか。以下に、一般的な交換の目安や判断基準を紹介します。
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耐用年数の目安\
空調配管の寿命は、使用環境や素材によって異なりますが、以下が目安となります。
* 銅管(冷媒配管):15〜20年程度
* 鉄管(冷温水配管):10〜15年程度
* ダクト配管:20〜30年程度(保温材は劣化が早い)
年数が経過している場合は、設備全体の更新時期と合わせて配管の交換を検討するのが効率的です。
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点検時に指摘された場合\
定期点検時に、以下のような指摘があれば、交換の検討が必要です。
* 配管に腐食やサビが見られる
* 漏れ跡や油にじみがある
* 保温材の剥がれや変色
* 冷媒圧力の低下傾向がある
これらの症状は、今後のトラブルの前兆である可能性があるため、修理よりも交換の方が安全なケースも多くあります。
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空調機器の更新に合わせた交換\
空調機器(室内機・室外機)を更新する際は、配管の再利用が可能かどうか検討されます。ただし、配管内部に汚れや劣化があると、新しい機器の性能を引き出せないこともあるため、原則として配管も新設するのが望ましいとされています。
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空調配管の交換工事の流れ\
実際に空調配管を交換する場合、どのような流れで工事が進められるのかを知っておくと安心です。以下に一般的な工程を紹介します。
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現地調査・事前確認\
まずは現地調査を行い、既存配管のルートや劣化状況、周囲の設備との干渉などを確認します。この調査をもとに、配管のルート設計や必要な資材を選定します。
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機器の取り外し・配管の撤去\
室内機や室外機を一時的に取り外し、既存の配管を撤去します。冷媒ガスが残っている場合は、回収機を使って適切に回収・処理を行います。
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新規配管の敷設・接続\
新しい配管を設計通りに敷設し、フレア接続やろう付けなどで接続していきます。この際、保温材も確実に取り付けることで、断熱性能や安全性を確保します。
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真空引き・冷媒充填・試運転\
配管内部の空気や水分を除去するための「真空引き」を行い、その後、冷媒を正確な量で充填します。すべての作業が完了したら、試運転で異常がないかを確認し、完了となります。
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交換工事の注意点と依頼時のポイント\
空調配管の交換は、専門知識と高度な施工技術が必要です。施工業者選びや見積もり時には、以下のような点に注意することが大切です。
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複数業者からの見積もり取得\
交換工事には高額な費用がかかることもあるため、1社だけでなく複数の業者から見積もりを取りましょう。配管の種類、長さ、保温材の仕様などによって費用が異なるため、内容をよく比較することが重要です。
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配管の品質と保温材の仕様確認\
見積書には、どのような銅管・保温材を使用するのかが明記されているか確認しましょう。粗悪な資材を使われると、すぐに劣化して再度交換が必要になる恐れがあります。
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作業時間と周囲への影響の確認\
空調配管の交換工事は、建物の一部を通行止めにしたり、騒音や振動が発生する場合もあります。ビルやマンションの場合は、事前に管理組合や入居者への周知も忘れずに行いましょう。
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まとめ:空調配管の交換は早めの判断が鍵\
空調配管は普段見えない場所にあるからこそ、劣化やトラブルが見過ごされがちです。しかしその役割は非常に重要であり、配管の不具合は空調設備全体の性能や安全性に影響します。定期的な点検や適切なタイミングでの交換により、快適な空間とエネルギー効率の維持が可能になります。
空調設備を長く安心して使用するためにも、空調配管の状態に目を向け、必要に応じて専門業者に相談することをおすすめします。
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