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ー空調(冷媒)配管とは?構造や施工内容・耐用年数について詳しく解説ー

2024.04.19

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「空調配管工事ってどんなことをするの?」

 

屋内の温度や湿度などをコントロールするためには、空調(冷媒)配管が欠かせません。しかし、あまり一般的な言葉ではないため、どのような工事を行うのか気になる方も多いでしょう。

 

そこでこの記事では、施工のプロが「空調配管の構造や施工内容」をわかりやすく説明します。

 

気になる耐用年数についても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 【まずは確認】空調配管とは?

 

空調配管とは、エアコンやボイラーなどの各部屋に設置された空調設備と、室外機をつなぐ配管を指します。おもな役割は、屋内の温度や湿度などのコントロールです。

 

まずは、空調配管の構造や働きについて詳しく解説します。

 

空調配管の構造

 

空調配管は、太い銅管と細い銅管の2本が断熱材で覆われたものがセットで構成されています。エアコンなどの空調設備は、熱交換によって空気を冷やしたり温めたりしますが、その際に冷媒が液化・気化を繰り返します。

 

細い銅管は「液管」と呼ばれ、その名の通り熱交換器によって液化された冷媒が通る管です。一方、太い銅管は「ガス管」と呼ばれ、熱を持った冷媒ガスが室内機から室外機へ戻っていきます。

 

また、空調配管は使用する空調設備の能力(出力)によって、必要な配管自体のサイズも異なります。

 

空調配管の働き

 

空調配管は、エアコンの室内機と室外機を繋ぐ配管。空調設備は室内機と室外機の間を、冷媒ガスに熱を運搬させて、室内の熱を室外に放出、または室外の熱を室内に取り込んで温度の調節をしています。

 

室外機から送られた液状の冷媒が液管を通り、室内機の熱交換機によって、蒸発し気体となった状態で排出されます。気化した冷媒は屋内の熱を吸い取って高温のガスになるため、ガス管を通って外へ送り出さなければなりません。

 

冷媒が屋外に排出されることで冷えた空気が部屋の中に送り込まれます。このように空調配管が2本セットで働くことで、屋内の冷房設備として機能するのです。

 

 空調配管工事の施工内容

 

空調設備がなければ屋内の空気は循環が行われず、人によっては体調を崩す可能性があります。また、気温変化の激しい夏や冬に建物の中の温度調節ができないと、快適に過ごすことができません。

 

そのため、空調設備は、設置する建物内で利用する人々が快適で安全に過ごすために必要な設備といえるでしょう。

 

特に大型ビルや工場などの多くの人が利用する施設には、ボイラー室や業務用エアコンなどの空調設備が重要な役割を果たします。さらに、空調配管工事は設置時にはもちろん、施設内の空調設備をトラブルなく使用するためには十分なメンテナンスも欠かせません。

 

そんな重要な働きがある空調配管工事の施工内容は、以下の手順で行われます。

 

  1. 1.サイズや形状、現場のスペースをもとに搬入路と設置場所を決定する
  2. 2.室内機を設置する
  3. 3.冷媒配管工事を行う
  4. 4.ドレン配管工事を行う
  5. 5.電気配線工事を行う
  6. 6.現場環境に応じて室内機の設定を行う
  7. 7.工事や設定が完了したら試運転を行う

 

一見単純な作業に見えるかもしれませんが、それぞれの工程1つ1つには熟練された技術と時間が必要です。

 

 空調配管工事の3原則

 

適切な空調配管工事をすることで、冷暖房の効率が向上し、省エネや環境保護につながります。もし空調配管に不具合が起きれば、空調機能の低下や停止を引き起こすだけではなく、冷媒として使われるフロンガスを室内に漏洩させてしまう可能性も。

 

空調配管工事をする際には、空調設備の機能を最大限に高めるとともに、安全性や環境保護には最大限に配慮する必要があります。また、そのためには以下の3原則を意識しながら施工することが重要といわれています。

 

1.乾燥

 

まずは、空調配管内に水分を入れないことです。水分が入ることで空調配管内部で凍結や結露を引き起こし、空調機器に不具合が生じる可能性があります。

 

そのため、雨天の作業時には養生するなどして、空調配管内に水分が入らないように注意しなければなりません。また、施工後には配管内部を真空にして、水分や空気を完全に除去します。

 

2.清潔

 

空調配管内にゴミを入れないことも重要です。水分と同様に、ゴミが入ることで空調設備の故障の原因となるのです。

 

空調配管内へのゴミの侵入を防ぐために、管の保管時や配管作業時は、管端を養生して塞ぎます。また、配管のバリ取りを行う際には、管端を下に向けて切粉が中に入らないようにするなどさまざまな工夫をします。

 

3.気密

 

気密とは、空調配管から空気が漏れないことを指します。気密性が低くなることで、空調性能が低下するだけではなく、自然環境に悪影響を与える可能性も。

 

施工時のろう付けやフレア加工、ナットの締め付けなどを確実に行い、絶対に漏洩させないことが重要です。

 

 空調配管の耐用年数はどれくらい?

 

空調配管の耐用年数は、一般的に30年程度といわれています。しかし、実際は使用状況や環境によって大きく前後するため、15~30年程度であると考えているとよいでしょう。

 

もちろん使用状況やメンテナンス状況によっては、30年を経過しても問題なく使用できるケースもあります。そのため、空調配管の詳しい状態が知りたい場合は、施工した会社に調査してもらうことをおすすめします。

 

 まとめ

 

この記事では、空調配管の構造や働きに合わせて、施工内容や耐用年数について詳しく解説しました。

 

空調配管工事の工程は、次の7つの手順で進みます。

 

  1. 1.搬入路と設置場所を決定
  2. 2.室内機を設置
  3. 3.冷媒配管工事
  4. 4.ドレン配管工事
  5. 5.電気配線工事
  6. 6.現場環境に応じて室内機の設定
  7. 7.工事や設定が完了したら試運転

 

空調設備の機能を最大限に高めるためには、安全性や環境保護には最大限に配慮するべきといえるでしょう。空調機器が正常に機能しなければ、漏水による故障や設備の老朽化につながり、耐久寿命を縮めてしまう可能性が高まります。

 

大切な設備を守るためには、専門的知識と技術のある会社に施工を依頼する必要があります。

 

当社は経験豊富な施工実績を活かし、確かな技術力で施工いたします。空調配管工事をお考えの際には、ぜひ安心してご相談ください。

萩原工業株式会社は、三重県四日市市で空調設備配管工事を請け負っております。現在、一緒に現場を盛り上げてくれる職人を募集中です。性別・経験は問いません。未経験からでも着実にステップアップできますので、安心してご応募ください。詳しくは求人情報をご覧ください。

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