新着情報
ー配管(水道管)工事に必要な費用とは?見積もり比較に役立つポイントも解説ー
2024.03.22
「水回りの配管工事にはどれくらいの費用がかかるんだろう?」
水道は生活するうえでなくてはならない存在で、使用するには配管工事(水道管工事)が必要です。しかし、いざ配管工事が必要となると費用の相場がわからず、不安に感じる方も多いのではないでしょうか?
配管工事の費用は施工内容によって大きく異なります。大まかな工事内容ごとの価格相場は以下の通りです。
- 給水管の引き込み:30万円~50万円
- 室内配管:10万円~20万円
- 修繕工事:3千円~4万円
- 下水道排水工事:20万円~50万円
- 浄化槽設置工事:90~100万円
この記事では配管工事に施工内容や必要な費用に合わせて、業者の見積もりを比較する際のポイントについて詳しく解説します。
配管工事の価格相場を理解しておけば、見積もりを検討する際に役立つでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
【始めに】水回りの配管工事とは?
水道管工事には、地方自治体などの水道局が管轄するものと、配管工事を施工する業者が管轄するものの2種類があります。境界線は水道メーターで、水道管のどの部分を工事するのかという点が両者を分ける基準です。
水道メーターより道路側にある水道管は水道局が管理するため、自治体の公共工事の扱いになります。そのため、万が一破損し不具合が発生した場合は費用を負担せずに朱里してもらえます。ただし、新築の住宅やマンションを建設する場合に必要となる「給水管の引込工事」を行う場合は自己負担となるため注意が必要です。
また、水道メーターより建物に近い場所にある水道管を工事する場合は、民間の配管工事業者に自身で施工を依頼しなければいけません。
水道管工事には「給水管の引き込み」「室内配管」「修繕」「下水道排水」「浄化槽設置」の5種類があります。以下では、それぞれの施工内容について簡単に解説します。
給水管の引き込み工事
「給水管の引き込み工事」とは、道路に沿って埋められている水道管から、所有する店舗や住宅の敷地内に水道管を引き込んで水道メーターを設置する工事です。基本的には、建物を建設する際に給水管引き込み工事は必要不可欠です。
例えば、キッチンやトイレなどの水回りで水を使用する際に、給水管の引き込み工事が行われていなければ、水が使用できません。
室内配管工事
「室内配管工事」とは、水道メーターから室内にある水回り設備の蛇口までで行われる配管工事を指します。室内配管工事も給水管の引き込み工事と同様、住居や店舗を新築する場合は必須の工事。
さらに、住宅リフォームなどによりキッチンなどの水回りの場所を変更する場合にも、新たに配管工事が必要です。
修繕工事
水道管に必要な給水管や止水栓、水栓といった部品を使用し、給水装置に発生した破損を修繕する工事が「修繕工事」です。建物の新築時やリフォーム時ではなく、トイレやキッチンなどの水が止まらない・水漏れするといったトラブルで用いられます。
上記2つの工事と合わせて、指定給水装置工事事業者しか施工できない工事と、法律で規定されています。
下水道排水工事
建物の敷地内にある、各水周り設備の排水口から公共の汚水ますまでは排水管が通っています。「下水道排水工事」とは排水管の設置などを行う工事です。
建物内で水を使用すれば流す必要があるため、水周りを新たに新設する場合は下水管の工事も行わなければなりません。
また、下水から出るにおいの逆流防止のために、敷地内に汚水ますを設けるときに行う工事も下水道排水工事に含まれます。
浄化槽設置工事
浄化槽には、使用後の汚れた生活排水を浄化して川や海に排出するという役割があります。地域によっては下水道の整備が遅れている場所があるため、「浄化槽設置工事」を行い、住宅に浄化槽が設置されています。
そのうちの約65%がトイレの汚水のみを処理する単独浄化槽で、1960~1970年代に設置された場合が多いです。そのため、耐用年数である30年を過ぎている物が増えており、近年はほとんどの生活排水が処理可能な合併処理浄化槽や下水道への切り替えが進められています。
水回りの配管工事を業者に依頼する費用相場
水回りの配管工事の種類はさまざまで、必要となる費用も大きく異なります。建物を建設する際やリフォームをする際は、それぞれの費用相場について理解しておくことが重要です。
ここからは、先ほど説明したそれぞれの工事ごとに、詳しい費用相場について解説します。
給水管の引き込み工事
給水管の引き込み工事は大掛かりな工事となりやすく、費用相場は30万円~50万円です。1m給水管を敷地内に引き込むためには、約1.5万円かかるといわれています。
また、相場に大きな開きがある理由としては、水道本管から敷地内までの距離が土地によって異なることが挙げられます。水道本管から敷地内までの距離が長ければ長いほど、費用も高くなることを覚えておきましょう。
さらに、給水管の引き込み工事では工事費用の他に、給水申込納付金と各種手数料が必要です。給水申込納付金は建設する土地の自治体によって異なり、給水管の口径が太くなるほど金額も高くなります。
各種手数料とは、分岐管理手数料や設計手数料などが挙げられ、1件の施工で1.5万円程度が相場です。大がかりな給水管の引き込み工事を行う場合は、工事費用に合わせて手数料などが必要であることも確認しておきましょう。
室内配管工事
室内配管工事には、施工内容にもよりますが10万円~20万円程度必要なケースが多いです。しかし、敷地に面した道路に水道管が通ってない場合は、新たに水道管を引かなければいけません。
新しく水道管を引く場合は、別途負担費用が掛かるので注意しましょう。水道管の距離によっては100万円以上かかる場合も。
ただし、室内配管工事を行えば水道管は外気と触れないため、冬期間の凍結の心配が少なくなり、外観がスッキリします。また、家に穴を開けずに施工できるため、家の耐久性を維持しながら工事ができる点もメリットの一つです。
修繕工事
修繕工事は蛇口交換や水漏れなど多岐にわたりますが、簡単な修理であれば3千円、金額が大きくても4万円程度といわれています。
単に水漏れのみであれば修理だけでよいのですが、その元の水道管などが原因であれば、さらに大がかりな工事が必要になります。そのため、部品交換だけでは直らない場合や、壁を開ける工事が必要になると、さらに高額になるケースがあるようです。
下水道排水工事
下水排水工事は、給水管の引き込み工事と同じく大がかりな工事となるため、20万円~50万円が相場です。敷地から公共ますまでの距離や、浄化槽の有無によっても金額が大きく変わるので注意しましょう。
浄化槽設置工事
浄化槽設置工事にかかる費用は、浄化槽の大きさや工事内容により異なりますが、相場は90万~100万円程度です。
また、浄化槽の設置には最低でも3日程度かかるケースが多いです。工事中には水を使用できない時間帯が発生するので、生活に支障がでないよう、あらかじめ施工業者に相談しておくとよいでしょう。
配管工事を依頼する業者の見積もりを比較する3つのポイント
水回りの配管工事を行う際は、専門の業者に依頼するのが一般的。しかし、工事自体を頻繁に行うものではないため、どんな業者に依頼してよいか分からないという方が多いでしょう。
水道業者は多くありますが、なるべく信頼できる業者に依頼したいと思いますよね。業者の見積もりを比較する際に確認するべきポイントは以下の3つです。
- 部品などの専門的な用語を説明してくれる
- 水道局の指定工事店である
- 施工後のアフターフォローがある
はじめて配管工事を業者に依頼する方は、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
この記事では水回りの配管工事に必要な費用や、業者の見積もりを比較する際のポイントについて詳しく説明しました。
配管工事にはさまざまなものがあり、必要となる費用も大きく異なります。建物を建設する際やリフォームをする際は、それぞれの費用相場について理解しておくことが重要です。
とはいえ、配管工事自体は頻繁に行うものではなく、どんな業者に頼めばよいかわからないという方も多いでしょう。
そこで見積もりを比較する際に、確認するべきポイントは以下の3つです。
- 部品などの専門的な用語を説明してくれる
- 水道局の指定工事店である
- 施工後のアフターフォローがある
ぜひ3つのポイントを参考にし、信頼できる業者を探してくださいね。
萩原工業株式会社は、三重県四日市市で空調設備配管工事を請け負っております。現在、一緒に現場を盛り上げてくれる職人を募集中です。性別・経験は問いません。未経験からでも着実にステップアップできますので、安心してご応募ください。詳しくは求人情報をご覧ください。
会社名:萩原工業株式会社
住所:〒512-8061 三重県四日市市広永町字蓮池31-1
TEL:059-363-1393
FAX:059-329-6111
営業時間・定休日:日曜日