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空調配管の寿命を伸ばすために知っておきたいことをわかりやすく解説
2023.07.28
エアコンの耐用年数は
空調配管というと、大型施設の配管をイメージする人が多いでしょう。しかし、家庭用エアコンも実は空調配管で、とても身近なものです。
空調配管には、さまざまな種類があり、設置される機器や場所によって、適切な施工方法を選ばなければなりません。
また、空調配管には耐用年数があります。耐用年数を迎える頃には、劣化や傷みなどが目立つようになるため、空調に不具合が起きる前に、交換や修理など、適切なメンテナンスを行う必要があります。
適切なメンテナンスを行うためには、空調配管の耐用年数を把握していることが大切です。
そこで今回は、身近な空調配管であるエアコンや、さまざま施設で使われている業務用エアコンの耐用年数について、わかりやすく解説します。
約30年程度
身近な空調配管である家庭用エアコンの耐用年数は、約30年程度といわれています。
そのため、約30年が経っている物件に設置されている空調配管は、劣化や傷みが起きている可能性があります。また、この約30年程度の耐用年数は、エアコン本体の耐用年数ではなく、空調配管の耐用年数です。
エアコン本体の耐用年数は、機種や使い方によって異なるものの、約10年から13年程度が目安です。
10年以上使用しているエアコンでは、クーラーの効きが悪くなったり、光熱費が高くかかったりする場合があるため、注意しましょう。
また空調配管の接合部などにも劣化や傷みが生じる可能性も高くなるため、点検やメンテナンスを行って、故障の原因になる不具合が起きていないかを確認しましょう。
業務用エアコンでは
大型施設や店舗、病院などに設置されている業務用エアコンの空調配管では、約10年程度が耐用年数の目安といわれており、約10年程度を目途に入れ替えなどを検討する必要があります。
入れ替えのタイミングを逸したまま、空調配管を使い続けてしまうと、エアコン本体だけではなく、空調配管そのものも入れ替えが必要になり、大がかりな工事になります。
また、業務用エアコンの場合でも、空調配管や本体の点検やメンテナンスを欠かさないようにしましょう。
隠ぺい配管では
空調配管が隠ぺいされている場合には、配管の交換が容易ではない場合もあります。しかし、隠ぺいされているからといって、耐用年数に関係なく劣化が起きないわけではありません。
確かに、隠ぺいされている分、外からの影響によって傷がつきにくい特徴はありますが、メンテナンスが必要ないわけではないのです。
隠ぺいされている空調配管でも、洗浄などのメンテナンスを行いましょう。ただし、洗浄は約3回程度が限度で、これ以上の洗浄を必要とする場合は、空調配管の交換を行うようにしましょう。
家庭用エアコンの耐用年数が近づいているサイン
エアコンの耐用年数を日常的にはっきり認識しながら、エアコンを使用しているという人は少ないかもしれません。多くの場合、不具合が起きたときに、製造年や設置日を確認するものです。
しかし、日常的にエアコンを使うなかで寿命を感じるサインを受け取ることで、耐用年数が近づいていることがわかります。
エアコンの耐用年数が近づいているときは
・冷暖房の効きが悪い
・異音や異臭がする
・水が漏れる
・リモコンが反応しないときがある
などの症状が現れます。
このような症状が現れたときには、エアコンが寿命を迎えている可能性があるため、交換や必要な修理を行うようにしましょう。
また、水が漏れたり、冷暖房が効かなかったりするときには、エアコン本体ではなく、空調配管に不具合が起きている場合もあります。
エアコンが使えなくなってしまう前に、異常を見つけ、適切な対処をしましょう。
業務用エアコンでは
業務用エアコンでも、耐用年数が近づいたときに現れる症状に大きな違いはありません。
ただし、業務用エアコンはスペースが広い場所に設置されていることが多いため、異音や異臭などに気づかないことも多いです。
稼働させたときに、異音や異臭がないか、稼働させてから冷暖房が効くまでに時間がかかるようになっていないかなどを日常的にチェックしましょう。
また異常が感じられない場合でも、定期的な点検を専門の業者に依頼することで、不具合が起きる前に対応できます。
寿命を伸ばすためには
耐用年数は、製造されたときに設定されるものであり、使い方によって変わるものではありません。しかし、使い方やメンテナンスなどによって、寿命を伸ばすことはできます。
必要なメンテナンスを行っている場合には、耐用年数を超えても使用できることが多いのです。
特に家庭用エアコンでは、フィルターの掃除をこまめにしたり、空調配管が傷まないように設置したりを心がけることで、エアコンの寿命を伸ばせます。
必要に応じて、専門の業者にエアコンの内部洗浄などを定期的に依頼すると良いでしょう。また空調配管に異常が起きていないかを定期的に点検することも効果的です。
業務用エアコンでは
業務用エアコンでも家庭用エアコンと同じように、寿命を伸ばす効果的な方法は定期的なメンテナンスです。
業務用エアコンのメンテナンスには、家庭用エアコンに比べると費用が多くかかるため、できるなら避けたいと思う人が多いかもしれません。
しかし、業務用エアコンは本体や部品の交換に、メンテナンス以上の手間や費用が大きくかかります。大がかりな工事を避けるためにも、定期的なメンテナンスを欠かさないようにしましょう。
また、日常的な掃除も寿命を伸ばすためには効果的です。加えて、1年に1回程度は、本体と空調配管の徹底的な洗浄を行うと良いでしょう。
このとき、室外機の洗浄やメンテナンスを忘れないことがポイントです。
まとめ
今回は、空調配管の耐用年数を知り、必要な点検やメンテナンスを行うことで、エアコンや空調配管の寿命が伸びることを紹介しました。
家庭用エアコンや大型施設に設置されている業務用エアコンは、身近な空調配管です。暮らしには欠かせないものの1つでもあるでしょう。
それぞれの空調配管には耐用年数があります。空調配管の寿命を伸ばすためには、フィルターをきれいにするなど日常的にできることのほかに、専門の業者に点検やメンテナンスを依頼する方法もあります。
また必要に応じて、交換や修理をすると良いでしょう。
不具合が起きて使えなくなってしまう前に、点検やメンテナンスを依頼するようにしましょう。
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