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空調設備工事はどのように行われている?流れをわかりやすく紹介
2023.05.19
空調設備はいろいろな場所にある
地球温暖化の影響もあり、夏の暑さは以前より増しているといわれています。また異常気象や厳冬も増えています。
現代では、どのような施設であっても、空調設備が欠かせません。大きな商業施設だけではなく、学校や病院、倉庫などでも、空調設備のない施設はほとんどありません。
このような施設に空調設備を取り付ける工事を空調設備工事といいます。
空調設備には、家庭用のエアコンも含まれるため、空調設備工事というと、電気屋さんが行うものと思っている人も多いでしょう。
空調設備工事は室外機と室内機を接続する配管を作って繋いだり、ガスや空気が流れる配管を設置したりする工事を指します。また、建物の形に合わせて配管を繋げることも空調設備工事の一環です。
今回は、空調設備工事がどのような流れで進められていくのかをわかりやすく解説します。
空調設備とは
空調設備は、空気調和設備とも呼ばれます。
空調設備というと、エアコンなどの冷暖房をイメージする人が多いでしょう。しかし、空調設備は、温度を調整する設備だけを指すのではありません。
空調設備には、換気や空気清浄、湿度をコントロールする機能もあります。つまり、空気の流れをコントロールする機能でもあり、暮らしに欠かせないものなのです。
また、冷暖房のように空気を送り出すものだけを空調設備と呼ぶのではなく、ヒートポンプやボイラー、熱源機器も空調設備であり、ダクト設備や排煙設備も空調設備です。
空調設備工事とは
空調設備がどのようなものであるかを紹介しましたが、それでは空調設備工事はどのようなものなのでしょうか。
空調設備工事は、空調設備の取り付けや撤去、点検やメンテナンスを行う工事を指します。また、空調設備工事に必要な配管や配線を接続する工事も含まれます。
エアコンなどの冷暖房機器を稼働させるためには、配管工事が必要となり、機器の設置だけではなく、配管の作業も行うのが空調設備工事です。
さらに、空調設備に必要な電気を流すための配線も行います。
配管に流れるものは空気だけではありません。
ガスや水の場合には、配管や接続するものが違います。また、水漏れや結露が起こらないように配管を設置する作業が必要です。
空調設備工事の流れ
空調設備工事は、空気の流れを考えてどこに取り付けるかを考え、配管や配線の設置をします。さらに、設置のあとは正常に稼働するかを確認します。
ここからは空調設備工事がどのような流れで進むかを詳しく説明します。
準備
空調設備工事を始めるときには、まず機器をどこから搬入するかと、どこに取り付けるかを決めます。
機器のサイズや形、建物の状態によって取り付ける位置が異なります。また壁や天井に取り付ける場合には、それぞれの状態を確認しなければなりません。
空調設備は、どこに取り付けるかによって空気の流れを作るため、効率よく空調設備を利用するためにも取り付ける位置は非常に重要です。
新しい空調設備を設置する場所に、すでに空調設備が取り付けられている場合には、機器を撤去してから取り付けの施工を行います。
取り付け
機器を取り付ける位置が決まったら、室内機を据え付けます。
このとき、冷媒ガスを室内外で交換できるように冷媒配管を設置しなければなりません。
さらに、室内機から排出されるドレン水を処理するためのドレン配管を設置します。ドレン配管には保温工事も必要です。保温工事がしっかりできていないと、結露が起き、機器の故障などを招きます。
また、新たな場所に機器を取り付けるときには、配線工事が必要になる場合もあります。
空調設備の取り付けであっても、電気の配線工事は、電気工事の資格を持った人が行わなければならないため、無資格の人が電気工事を行わないように注意しましょう。
設定と試運転
空調設備の取り付けや、必要な配管、配線の設置が終わったら、実際に空調設備を稼働させて、空気の流れを確認します。また、排気や排水がきちんとされているかも確認します。
稼働時に、異音や異臭がないか、空気の流れに問題がないかを確認し、設定通りに稼働することを確認したら、空調設備の設置は完了します。
空調設備工事に必要な資格
空調設備工事は、誰でもできる工事ではありません。専門の技術や知識が必要なだけではなく、電気工事や管工事施工管理技士などの資格が必要です。
それぞれ、どのような資格なのか、詳しく紹介しましょう。
電気工事士
空調設備工事で行う作業は、空気の流れを作るための空調設備を設置するだけではありません。空調設備を設置するために配管や配線などを設置する作業も必要です。
電気設備の工事を必要とする場合が多いため、空調設備工事には電気工事士の資格が欠かせないのです。
電気工事士には2種類の種別があり、第一種と第二種によって施工できる工事が異なります。
家庭用エアコンなどの空調設備の設置であれば、第二種電気工事士で対応できます。しかし、ビルなど大型施設に空調設備を設置する場合には、第一種電気工事士の資格が必要です。
第二種電気工事士には受験資格はありませんが、第一種電気工事士の場合には3年以上の実務経験が必要です。
管工事施工管理技士
空調設備工事は、配線のほかに配管も必要です。管工事施工管理技士は、配管工事の専門家の資格でもあります。配管工事に関する法律や知識などを問われる国家試験であり、実務経験がなければ取得できません。
また管工事施工管理技士には、1級と2級があり、学科試験に加えて実地試験に合格する必要があります。
まとめ
今回は、空調設備工事がどのようなものであるかを紹介しました。
温度や湿度の調整、換気や空気清浄など、空気の流れをコントロールする空調設備。家庭用エアコンが最も身近な空調設備でしょう。ほかにも現代では、さまざま施設でなくてはならないものです。
空調設備工事の取り付けでは、配管や配線の設置を行うため、電気工事士や管工事施工管理技士などの資格が必要です。専門の技術と知識を持つ人の手で、適切な位置に空調設備を設置してもらうことで、空気の流れを効率よくコントロールしましょう。
また、空調設備は点検やメンテナンスを欠かさず行うことも大切です。異音や異臭などの異常がある場合には、必要なメンテナンスを行わなければなりません。
快適な暮らしを送るために、信頼できる業者に空調設備工事を依頼するようにしましょう。
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