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空調配管の耐用年数は
2023.03.24
空調配管と聞くと、一般的な住宅にはあまり馴染みがないものと思う人は多いのではないでしょうか。しかし、日常的に使うエアコンも空調配管の一つです。
一般的な家庭用エアコンは屋内と屋外の空気を空調配管を伝ってコントロールすることで、冷房や暖房を働かせています。
しかし、使用している頻度や状態などによっては、劣化が生じ、耐用年数を超えた使用は、電気の使用量が増えたり、冷房や暖房が利かないなどの不具合が出ます。
多くの電気を使用すれば電気代が高額になり、また冷房や暖房が利かなければ、家庭用の空調配管としての役割を果たすことができません。
こうした事態を起こさないためには、不具合が起きる前に、メンテナンスや空調配管の交換などを行う必要があります。
適切な時期にメンテナンスや空調配管の交換などを行うためには、空調配管の耐用年数を知っておく必要があります。
今回は、家庭用エアコンだけではなく、さまざまな空調配管の耐用年数についてお話ししたいと思います。
家庭用エアコンの耐用年数
耐用年数とは、いわゆる寿命のことです。
家庭用エアコンは、空調配管の中でも最も身近なものでしょう。しかし、身近でありながら家庭用エアコンの耐用年数をきちんと把握している人は少ないのではないでしょうか。
家庭用エアコンの配管の耐用年数は30年程度と言われています。しかし、これはエアコンの配管の耐用年数であり、耐用年数を迎える30年の間には、建物自体の耐用年数を迎えることも少なくありません。
またエアコンそのものの耐用年数は10年程度であることがほとんどです。10年以上同じエアコンを使っている場合には、冷房や暖房の効率が悪くなり、多くの電力を消費していることがあります。
また、エアコンの空調配管の劣化が始まっている場合もあります。
業務用エアコンでは
業務用エアコンの配管は、冷媒配管と言われます。この冷媒配管の耐用年数は、30年程度であることが多いです。
業務用エアコンそのものの耐用年数は15年程度であることが多いため、冷媒配管の耐用年数までには、少なくとも業務用エアコンを2回程度交換する必要があります。
冷媒配管には、耐用年数よりも長く使用できるものもあれば、耐用年数より短い時期で交換が必要になる場合もあります。
どのような状況で、どの程度の頻度で使用されているか、また点検やメンテナンスが適切に行われているかなどによって、空調配管を耐用年数まで使用できるかが変わってくることが多いです。
点検やメンテナンスを行うときには、空調配管や冷媒配管がどのような状態であるかを業者に診断してもらい、どの段階で交換が必要かを教えてもらいましょう。
冷温水配管では
冷温水配管は、一般的な配管より劣化が早いことが多いです。冷温水が通るためで、冷温水配管の耐用年数は、30年から40年程度です。
劣化により水漏れが起きることがあり、劣化がひどくなると空調設備がうまく働かなくなるため、点検やメンテナンスを欠かすことができません。
また、点検やメンテナンスで異常な箇所や異常が起きそうな箇所が発見された場合には、早い段階での交換などの対処が必要です。
耐用年数を延ばすためには
空調配管は、どのように使われているか、使われている頻度や置かれている環境などによって、耐用年数よりも長く使うことができます。少しでも長く空調配管を使うためにはどのようにすれば良いのか紹介したいと思います。
ただし、どのような使い方をしても点検やメンテナンスは欠かすことができません。定期的な点検やメンテナンスを行って異常が見つかれば、耐用年数に関係なく適切な対処が必要です。
家庭用エアコンの場合
家庭用エアコンでは、夏場に限らず冬場や湿気の多い季節にも使用しているという家庭も少なくないのではないでしょうか。
家庭用エアコンは、常に使っていることもエアコンの負担になりますが、設置しながらまったく使わないことも、かえって空調配管の耐用年数を短くすることに繋がります。
エアコンをまったく使わないと、ほこりが溜まってしまい、空調配管の耐用年数を縮めることになります。このため、エアコンを使わない場合でも、1カ月に1回程度は稼働させるようにしましょう。
エアコンが稼働することで内部にほこりが溜めることを避けられ、冷却ガスが詰まらないようにすることができます。
またエアコンの使用量に関係なく、フィルターは定期的に洗うようにしましょう。
フィルターにほこりや雑菌を溜めないことで、空調配管の耐用年数を延ばすことができます。
業務用エアコンの場合
業務用エアコンでは、定期的な点検やメンテナンスを欠かさないことが耐用年数を延ばすことに繋がります。
日常的な掃除ではなく、内部のクリーニングのメンテナンスを欠かさず、劣化などを発見した場合に早急に部品の交換を行いましょう。
点検やメンテナンスには費用が発生しますが、業務用エアコンは本体そのものも高額である場合が多いため、メンテナンスをしっかりすることで長く使えたほうが費用を抑えることができます。
フィルターは毎日掃除することが望ましく、専門の業者によるクリーニングは1年に1回以上行うようにしましょう。また本体のクリーニングは、解体などの作業が必要となるため、専門の知識が必要です。
このため、専門の業者に依頼するようにしましょう。
さらに、エアコン本体だけではなく、室外機の点検やメンテナンスを忘れず行うことで、耐用年数を延ばすことができます。
まとめ
ここまで、空調配管の耐用年数についてお話ししました。
身近な空調配管である家庭用エアコンの配管の耐用年数は30年程度と言われています。
エアコン本体の耐用年数は15年程度であることが多いでしょう。また業務用エアコンの配管耐用年数も30年程度であることが多いです。
ただし、空調配管の耐用年数は、使い方や使う頻度、点検やメンテナンスを行っているかなどによって、長くなったり短くなることがあります。
空調配管を使わないほうが劣化を防ぐことができて、耐用年数は延びるのではないかと思う人もいるかもしれません。しかし、まったく稼働させないことは、ほこりを溜めるなどの原因になり耐用年数を縮める場合もあります。
どのような空調配管でも、点検やメンテナンスを欠かさず行い、異常を発見した場合には早急に交換などの対処を行うことで耐用年数を最大限延ばすことができます。
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