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空調の結露

2023.02.24

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冬場に窓などに付く結露は、誰でも想像しやすいのではないでしょうか。

しかし、実は湿気があるところにはどこにでも結露は起こるものです。特に天井裏など、目に見えない場所の結露には注意が必要でしょう。

ビルなど大きな建物の場合には、空調配管を目に見えないところに設置する場合が多く、天井などに配管することが多いです。天井など目に見えないところに配管をする場合には、保温工事をきちんと行う必要があります。

保温工事が十分に行われていないと、ドレン配管と呼ばれる部分に結露ができてしまうのです。

今回は、空調配管に起きる結露について詳しく紹介したいと思います。

専門的なことがよくわからないという人や、ビルなどの大きな建物には関係ないと思っている人も、実はエアコンも空調配管の一つであることを思い出してください。

どのように結露ができ、どのような対策が必要かを説明したいと思います。

 

結露の原因は温度差

結露は、どのように発生するのでしょうか。
何となく理解はしているものの、きちんと説明できるという人は少ないかもしれません。

結露は、温度差が原因となって発生します。温かい空気が冷やされると結露になるのです。空気が温かい場合には、多くの水蒸気を含みます。

しかし、温かかった空気が冷やされると、行き場を失った水蒸気が結露になって現れます。
冬場に窓ガラスに結露を見ることは多くあるのではないでしょうか。

これは、窓ガラスが外の冷たい空気によって冷やされたためです。

冷えた窓ガラスに触れている室内の空気は、室内が温かくても接している面は冷たいため、水蒸気が行き場を失い、窓ガラスの結露になって現れます。

室内は暖かく、外は冷えている冬場は特に温度差があるため、結露ができやすくなるのです。

 

施工不良の場合は

断熱材がうまく施工されていない場合にも、結露が起きやすくなります。しかし、断熱材がうまく施工されていない場合に起きる結露の箇所は、限定的であることが多いです。

ただ、結露による水が配管に伝わり、さらに広がることで、断熱材が設置された場所から離れた部分でも結露の水が現れる場合もあります。

この場合には、断熱材がうまく施工されていない箇所や、継ぎ目ができてしまい隙間となっている部分を修復することで解決する場合が多いです。

ただし、天井など温度が高くなりやすい上に、湿気が多い場合には、冷媒管そのものに結露が起きてしまう場合もあります。

断熱材の表面の温度が天井の中の露点温度より低い場合に結露が発生してしまうと考えると良いでしょう。

 

断熱材や冷媒管の継ぎ目

冷媒管に結露が起きている場合には、断熱材がどのような状態になっているかを確認しましょう。
断熱材にはどうしても継ぎ目ができてしまいます。この継ぎ目から、銅管が露出してしまうことがあります。

また、冷媒管は、設置する距離が長ければ、冷媒管そのものも継ぎ足していかなければなりません。これは断熱材でも同じことです。

断熱材は、継ぎ目ができないように慎重に作業していくことがほとんどです。しかし、手作業であることがほとんどのため、隙間ができてしまうこともあります。

このような継ぎ目が結露の発生する場所となってしまうときがあるのです。

 

冷媒管の断熱が潰れている部分で結露

躯体の開口部に冷媒管をいくつも繋げたことで、断熱材が潰れてしまうことがあります。このことで、断熱材が本来の断熱材の役割を果たすことができなくなってしまい、結露が発生してしまうことがあります。

貫通した部分の近くでは結露によって起きた水で濡れてしまっているということも起きます。
このため、開口部に対しては、余裕を持った冷媒管の設置が必要です。

また、冷媒管がいくつも束ねられた状態で配管されている場合は、冷媒管の重さによって、断熱材が潰れてしまうこともあります。このことが結露を招いてしまうのです。

このため、結露が起きたときには、断熱材が潰れていないかなど、断熱材が断熱材としての役割をきちんと果たしているのかをまず確認するようにしましょう。

 

ドレン管

では、ドレン管ではどのように結露が起きるのでしょうか。
ドレン管は、冷媒管と同じように、断熱材の施工がうまくいっていないと結露を起こします。

冷媒管と同じように、断熱材の継ぎ目などから湿った空気に触れてしまうと結露になるのです。
しかしドレン管は、冷媒管より温度が低くないために、トラブルの原因となる機会は冷媒管より多くありません。

 

身近なエアコンでは

ビルなどの大きな建物ではなくても、身近な家庭で使うエアコンも空調配管の一つです。エアコンのドレン管でも、詰まるなどの問題が起きると、行き場を失うことになる水が溢れてきてしまうことがあります。

またドレンホースがうまく接続できておらず外れていたり、ドレンホースが破損している場合にも、水が溢れてきてしまうことがあります。

家庭の空調配管であるエアコンで起きやすいものは、ドレンホースの不具合によるものでしょう。
ドレンホースの結露は、室内に配管がない取り付け方である場合には起きることはありません。

室内のドレンホースで結露が起きるときには、断熱材をドレンホースに巻き付ける方法があります。これは、冷媒配管に行われているのと同じように断熱材をドレンホースに巻き付けて、幅広のビニールテープを巻き付けていく方法です。

このとき、ビニールテープに隙間を作らないようにすることがポイントです。

 

まとめ

ここまで、空調配管に起きる結露について、原因や起きやすい場所、条件などを詳しく紹介しました。

結露は、温度差によって発生します。温かく水蒸気を多く含んだ状態の空気が、冷やされることによって、水蒸気が行き場を失い、水滴となって現れるのが結露の正体です。

空調配管では、温度を調整していることがほとんどです。このため、外の空気の温度と差があることが多いです。これに加えて、配管や断熱材に継ぎ目などがあると、空気が露出し触れやすくなってしまうため、露出した部分に結露が付きやすくなってしまいます。

また、天井など湿気の多い箇所に設置されている空調配管では、すでに結露が発生しやすい条件があると考えておくと良いでしょう。
最近では、結露を防ぐためにさまざまな装置や素材、方法などもあります。

結露を防いで、空調配管を充実させたい場合には、専門の業者に相談してみてはどうでしょうか。

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