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ー空調配管の検査でトラブルを防ぐ!チェックポイントと実施タイミングー

2025.12.12

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機械設備工事

空調配管の検査が大切な理由

空調配管は、エアコンや空調機器から冷暖気を各部屋へ運ぶ「見えないインフラ」です。普段は意識しにくい部分ですが、配管の不具合は空調効率の低下や水漏れ、機器の故障など、さまざまなトラブルの原因になります。そのため、定期的な空調配管の検査を行うことは、快適な室内環境を守るうえで欠かせない取り組みです。

空調配管の検査は、「今問題がないか」を確認するだけでなく、「将来起こりそうなトラブルの芽を早めにつぶすこと」にもつながります。計画的に検査を行っておけば、突然の故障による業務停止や、想定外の修繕費の発生を抑えやすくなります。

空調配管の劣化で起こりやすいトラブル

空調配管が劣化すると、まず現れやすいのが性能の低下です。冷媒配管のつなぎ目からわずかにガス漏れが起きていると、冷暖房の効きが悪くなり、設定温度になかなか届かなくなります。その結果、エアコンがフル稼働し続けて電気代が増えるだけでなく、機器への負荷も大きくなり寿命を縮めてしまいます。

また、ドレン配管の詰まりや勾配不良があると、室内機から水漏れが発生し、天井や壁のシミ、建材の腐食につながることもあります。こうしたトラブルの多くは、事前の点検で異変を見つけておけば防げるものばかりです。

定期的な検査で得られるメリット

空調配管の検査を定期的に行うことで、設備トラブルのリスクを減らせるだけでなく、結果的にコスト削減にもつながります。配管のゆるみや保温材の劣化を早めに補修しておけば、大掛かりな修理工事や機器交換を避けられる可能性が高くなるからです。

適切に配管が機能していれば、空調機器の性能が最大限に発揮され、電気代のムダを抑えることもできます。オフィスや店舗、工場など、空調を長時間使用する建物ほど、配管検査の有無がランニングコストに大きく影響してきます。

空調配管の検査はいつ・どのタイミングで行う?

空調配管の検査は、「トラブルが起きてから」ではなく、「問題が起きる前」に計画的に行うことが大切です。ただし、どのタイミングで検査を依頼すべきか判断に迷う方も多いと思いますので、代表的なタイミングを整理しておきましょう。

竣工時・リニューアル時の検査

新築工事や大規模なリニューアル工事のあとには、空調配管を含めた設備全体の検査が行われます。この段階での検査では、図面どおりに配管が施工されているか、勾配や固定金物に問題がないか、漏えい試験の結果は良好かといった点を細かく確認します。

竣工時の検査結果は、その後のメンテナンスの基準にもなります。引き渡し前の最終確認として、配管ルートや点検口の位置なども記録しておくと、将来の検査や補修がスムーズになります。

稼働中の定期点検の目安

既に稼働している空調設備については、建物の用途や使用状況にもよりますが、少なくとも数年に一度は専門業者による配管検査を行うと安心です。特に、長時間運転が続くオフィスや店舗、工場などでは、配管への負荷も大きくなるため、定期点検の重要性が高まります。

「最近エアコンの効きが悪い」「室内機まわりで結露が目立つ」「運転音が以前より大きくなった」といった変化がある場合は、定期点検の時期を待たず、早めに配管の状態を確認することをおすすめします。

空調配管の検査内容と主なチェックポイント

一口に空調配管の検査といっても、その内容は目視による簡易チェックから、専用機器を使った詳細な試験までさまざまです。ここでは、現場でよく行われる検査内容と、重視されるチェックポイントを簡潔にまとめます。

目視確認でチェックするポイント

現場で最初に行うのは、配管の取り回しや固定状態の目視確認です。配管が不自然に曲がっていないか、支持金具の間隔は適切か、天井内で他の設備と干渉していないかといった点をチェックします。また、保温材やラッキングが破れていないか、結露跡やサビが出ていないかも重要な確認項目です。

こうした目視チェックだけでも、配管の劣化や施工不良の兆候をつかめる場合があります。特に、過去に水漏れがあった場所や、温度差が大きいエリアは念入りに確認することが大切です。

漏えい試験・気密試験のポイント

冷媒配管や空調ダクトに対しては、専用の機器を使った漏えい試験や気密試験を行うことがあります。高圧のガスや空気を配管内に送り込み、圧力の変化や専用センサーの反応によって、目に見えない微小な漏えいを検出します。

試験結果は数値として記録されるため、どの程度の気密性が確保されているかを客観的に判断できる点がメリットです。新設時だけでなく、大掛かりな改修後やトラブル発生後の確認としても有効な検査方法です。

断熱材・保温材の状態確認

空調配管の外側を覆う断熱材や保温材も、検査の重要なポイントです。ここが劣化していると、結露による水滴が周囲に落ちたり、配管から熱が逃げて空調効率が落ちたりする原因になります。

検査では、断熱材がつぶれていないか、隙間なく巻かれているか、テープや金属カバーがはがれていないかなどをチェックします。必要に応じて部分的な補修や交換を行うことで、配管の性能を長く保つことができます。

自社でできる日常点検と記録の残し方

本格的な空調配管の検査は専門業者に任せるとしても、日常的な簡易チェックは自社で行うことができます。ちょっとした気づきを早めに共有できる体制をつくっておくと、トラブルの早期発見につながります。

日常点検チェックリストの例

例えば、次のような項目をチェックリストにしておくと便利です。
・室内機や天井付近に水滴やシミが出ていないか
・風量や温度のムラが以前より気にならないか
・運転音や振動が大きくなっていないか
・点検口から見える範囲で、配管や断熱材に異常がないか

これらは専門知識がなくても気づきやすいポイントです。気になる点があれば写真を撮っておき、定期点検の際に業者へ共有すると、原因究明もスムーズになります。

点検結果を活かすための工夫

日常点検の内容は、紙のチェックシートだけでなく、表計算ソフトやクラウドツールで記録しておくと、経年変化を追いやすくなります。いつ、どの場所で、どんな症状があったのかを蓄積しておけば、将来の更新計画や予算立ての際にも役立ちます。

空調配管の検査は「専門的で自分たちには関係ない作業」と思われがちですが、トラブルが起きて困るのは実際にその建物を使う人たちです。日常点検と専門業者による検査を上手に組み合わせて、安心して使える空調環境を長く維持していきましょう。

萩原工業株式会社は、三重県四日市市で空調設備配管工事を請け負っております。現在、一緒に現場を盛り上げてくれる職人を募集中です。性別・経験は問いません。未経験からでも着実にステップアップできますので、安心してご応募ください。詳しくは求人情報をご覧ください。

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