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ー空調配管の断熱はなぜ重要?結露・省エネ・劣化を防ぐ基本ガイドー
2026.02.27

空調配管の断熱が必要な理由と得られる効果
空調配管の断熱は「冷たい・熱い配管を外気から守る」ための基本対策です。冷房運転時の冷たい配管は、周囲の湿った空気に触れると結露しやすく、天井内や壁内で水滴が落ちればシミやカビ、建材の腐食につながります。暖房側では配管からの放熱が増えると効率が下がり、同じ設定でも室内が暖まりにくくなることがあります。さらに、断熱が弱いと配管表面の温度差が大きくなり、部材の劣化や保温材の剥がれが進みやすいのも注意点です。断熱は見た目の仕上げではなく、トラブル防止と省エネに直結する「設備の性能を維持する仕組み」です。施工後に手直ししづらい場所ほど、最初の断熱品質が大きな差になります。
断熱で期待できる効果
・結露防止による漏水トラブルの予防
・冷暖房効率の安定とエネルギーロス低減
・配管や周辺建材の腐食、カビ、劣化の抑制
・騒音低減や温度ムラの緩和に寄与する場合もある
断熱材の種類と選び方の基本
断熱材にはさまざまな種類がありますが、選ぶ基準は「温度帯」「湿度環境」「施工場所」「耐久性」「メンテ性」です。冷媒配管や冷水配管のように低温になる系統は、防露性能が重要で、断熱材そのものの性能だけでなく、防湿層の作り方が効いてきます。天井内や屋外など環境が厳しい場所では、外装材や耐候性も考える必要があります。断熱材の厚みも大事で、薄いと結露やロスが増え、厚すぎると納まりが悪くなり施工不良が起きやすくなります。迷った時は、仕様を統一して例外を減らすと、施工品質が安定しやすいです。
選定時のチェックポイント
・低温系統か高温系統か(防露が必要か)
・屋内か屋外か(耐候性、外装材の要否)
・点検や更新の頻度(脱着しやすさ)
・配管径とスペース(厚みの納まり)
・継ぎ目処理を含めた施工性(現場で再現できるか)
結露を防ぐための断熱施工のコツ
断熱で一番多い失敗は「材料は合っているのに結露する」ケースです。原因の多くは、継ぎ目や端末処理が甘く、湿気が入り込むことにあります。断熱材は切れ目なく巻いたつもりでも、曲がり部やバルブ周り、吊り金具周りに隙間ができやすく、そこが結露の起点になります。また、断熱材を押しつぶしてしまうと厚みが足りなくなり、表面温度が下がって結露しやすくなります。さらに、テープやシール材の選定が不適切だと、時間が経って剥がれ、そこから湿気が侵入します。断熱は「均一な厚み」と「防湿の連続性」を守ることが基本です。
結露を防ぐポイント
・継ぎ目はズレを作らず、密着させてから確実に固定する
・端末は防湿層を切らさない(巻き終わりを曖昧にしない)
・吊り金具周りは専用部材や補強で潰れを防ぐ
・曲がり部は引っ張りすぎず、しわや隙間を作らない
ここからは、断熱が弱点になりやすい「端末処理」と「屋外・天井内など環境が厳しい場所」での考え方を、二つに分けて整理します。どちらも現場でのひと手間が大きな差になります。
バルブ・フランジ・接続部の端末処理
バルブやフランジ、接続部は形状が複雑で、断熱材をきれいに巻くのが難しい場所です。そのため、隙間ができやすく、結露や熱損失が集中しがちです。対策としては、形状に合わせて断熱材を分割し、重ね代を確保しながら密着させることが基本です。点検が必要な部位なら、後から外せるカバー方式にして、無理にテープで固めすぎない工夫も有効です。重要なのは「点検性」と「防湿性」を両立させることです。点検のたびに剥がして貼り直すような施工だと、徐々に防湿が破れ、結露が出やすくなります。
屋外配管・天井内配管で注意すること
屋外は紫外線や雨風で外装が劣化しやすく、天井内は湿度がこもりやすい一方で補修がしづらい場所です。屋外では外装材の耐候性が重要で、つなぎ目から雨水が入ると断熱材が濡れて性能が落ちます。天井内では、他設備との干渉で断熱材が押されて潰れたり、点検口がなく補修が遅れたりすることがリスクになります。どちらも「最初から劣化や補修を想定して設計する」ことがポイントです。例えば、点検口の位置を断熱の弱点になりやすい箇所の近くに設ける、配管ルートを詰めすぎない、支持と断熱の取り合いを標準化する、といった工夫が効いてきます。
断熱の品質を維持する点検と改善の進め方
断熱は施工直後はきれいでも、時間とともに劣化します。特に多いのは、テープの剥がれ、外装の破れ、保温材の潰れ、端末の開きです。結露が出てから対応すると、天井材の交換など二次被害が発生しやすいので、早期発見が大切です。点検は完璧を目指すより、短時間で回せる項目を決めて継続する方が効果的です。写真で記録しておくと、変化が分かりやすく、優先順位も付けやすくなります。改修や機器更新のタイミングは断熱を見直すチャンスなので、配管だけでなく点検性やルートも含めて改善すると、長期的なトラブルが減ります。
点検のチェック例
・継ぎ目の浮き、テープの剥がれ、端末の開き
・吊り金具周りの潰れ、擦れ、断熱欠損
・屋外の外装破れ、紫外線劣化、雨水侵入の跡
・結露跡、カビ臭、天井内の水染みの有無
空調配管の断熱は、結露防止と省エネを同時に叶える重要な要素です。材料選定だけでなく、施工の細部と点検の仕組みまで整えることで、トラブルが減り、結果として運用コストも下げやすくなります。
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